青花さんのバラ ジョイアのページ  Top

gioa gioa

 
ピース

ジョイアというのは特別なバラです。

フランスの育種家フランシス・メイアンが精魂込めて作り上げ、
   母親にささげたので、最初は(あるいはフランスでは今でも)

マダム・アントワーヌ・メイアンと呼ばれました。

それが第2次大戦下に、イタリア・ドイツ・アメリカにもたらされ、
   それぞれの国で生き続けていたのです。

終戦を記念して、アメリカで「ピース」という名で発表したのが
   コナード・パイル社です。

ドイツでは「グローリア・デイ」
   イタリアでは「ジョイア(喜び)」と名づけられました。

個性的なノバラの遺伝子を組み合わせて誕生した美しいバラです。


ジョイアはわれわれが来る前からこの家にいたバラです。

でも、最初の2年は地下で眠っていました。

そしてはじめて咲いたとき、

只者ではないなという印象を受けました。

やがてそれが名高いバラ「ピース」だとわかった時に

根っこが半ば出ていたところから

今の場所に植え替えました。

そして、すぐに挿し木をして増やし、

さらに毎年買い足して、

今この一角に5株が植わっています。

 

メイアン社のバラは

どれもとっても強健なのが特徴ですが、

初期のころに生まれたこのバラは

新しいバラに比べると少しデリケートです。

黒点病にもかかりやすいし、

あまり花数も多くはありません。

でも、このバラが開いたときの華やかさといったら

ため息が出そうです。

5月5日撮影

 

ジョイア