サフラン

 

前回の<我が家の庭>に間違いがありましたので訂正させていただきます。

高級スパイス『サフラン』がクロッカスの仲間から採れるというところを仲間の文字が抜けていたために
誤解を招いてしまいました。ごめんなさい。

知ったかぶりをするものではないと反省しています。

実は間違いというか私の早とちりの原因は、『Giardino』という雑誌なんです。
毎月ぱらぱらっとめくっているのですが、2月の号にサフランの紹介があって、
続くページにクロッカスのことがあって、よーく内容を見ないで
「ああ、クロッカスの季節だからクロッカスについて書いてあるんだ」
と、軽く記憶ににとどめてたんですよね。

で、今回クロッカスの写真を載せたときにうろ覚えの紹介をしてしまいました。

サフランは、学名は確かに『crocus sativus』ですが、
イタリア語では『zafferano』(ザッフェラーノ)。

スペイン料理のパエリアが有名なので、スペインだけのものかと思ってましたが、
インドやここイタリアでも多く栽培されているのだそうです。

7月から地下10cmほどのところにに球根を植え付け、(猛暑の中の作業 !)
10月から11月には収穫できるそうですが、収穫はまだ空けやらぬ早朝の仕事だとか。

1kgのサフランを得るのに150.000個もの花が必要なんですって!
しかも花から雌しべをひとつずつ手でちぎりとるのだそうです。
それを暖かい部屋でまる一日かけて乾かすなり、40度の窯で30ほど乾かすそうです。

その後、粉にするなり雌しべのままなりガラスか磁器の器に保管するそうです。
高価なわけがわかったような気がしますね。

イタリアではリゾット・アッラ・ミラネーゼ(ミラノ風リゾット)としていただくことが多いです。

写真は『Giardini(2月号)』から拝借しました。
でも、雌しべが分かりにくいので、もう一枚
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/saffron.html
サイトからお借りしたのをご覧ください。

 

私の欠点は何でも自分でやってみたくなること。

庭の手入れも、最初はご報告したように専門家に手伝ってもらいましたが、
あれ以来誰も呼んだ事はありません。

もちろんPaoloが協力してくれるのですが、もともとバラぐらいしか花の名前を知らない人だし、
草を刈ってくれるのがやっとです。

そこで私はりんごの木に登ってのこで枝を切ったり、
鍬で地面を耕してみたりと、ひじの炎症と戦いながらやっています。

今年は2種類の草刈機の使い方も覚えました。

あんまり範囲を広げると収集がつかなくなるので、イチゴとプチトマトだけ
今年は植えてみました。そのうち収穫物をお見せします。

 

ところで、昨日5月9日は母の日でしたが皆様はどのようにお過ごしになったでしょうか?

息子が幼稚園に通っていた頃は、先生の指導の下こんなものを作ってくれたりしたのですが、

今や忘れ去られています。

夜、Paoloに 『今日は母の日だよ。』 といったら 『おあいこだね』 といわれました。
そうなんです。父の日もすっかり忘れてましたから。

                               Keiko

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