霜よけ小屋

予想通り、温室を作るのは初霜に間に合いませんでした。

うちのPaoloはなんでもぎりぎりにならないと始めません。

庭仕事は私の趣味であり、外へ働きに行っているわけでもないので、たいていのことは自分でします。

ただ、一人では物理的に無理な仕事もあり、

また、「温室をつくろうね。」といってくれた手前、ひとりで始めるのは何か申し訳ないような気もして・・

長雨の後、きりっと晴れた日があって、「今夜は来るぞ。」と思っていたら案の定。

次の朝はあたり一面、霜で白くなっていました。

とりあえず、前の晩に薄いビニールを、すでに家の壁沿いに移しておいた鉢植えにかぶせ、

特に保温が必要なブーガンビレア(イタリアではこう呼びます)には、不織布で覆って

鉢も半分以上土の中に埋め込んで、出ているところは厚手のポリエチレンで囲ってありました。

これが10日ほど前の話。

でも、昨夜はかなり冷え込んだと見えて、今朝は落ち葉まで凍っていました。

そこで、例に拠ってバルビーの仕事を始めた次第です。

うちには竹と呼ぶには細過ぎて、笹と呼ぶには大ぶりなものがあるのですが、

トマトの支柱にしたり、七夕様に使ったり、用途は広いのです。

その細い竹で補強し、温室を作るためにすでにあった屋根つきの骨組みに

すだれと薄いビニールで周りを囲いました。

なんと屋根の下は土が乾いているので霜も降りず、からっとしていました。

囲いはまだ半分です。

材料が不足しているのですが、今日は日曜日でお店屋さんは全部閉まっていますから、

残りの材料調達は明日以降です。

トマトのわき芽を鉢に植えていたのが順調に育っていて、まだ実がついていたのですが、

屋根の下においていて、みずやりを忘れていたので、枯らしてしまいました。

いま、イチゴの花がたくさん咲いています。

できれば何とかこのイチゴを賞味してみたいものです。

私の作っているのは単なる霜よけで、温室とは呼べません。

いったいどれだけの花を救うことができるのか・・・

こういう厳しい季節になると多くの人がバラを好むわけがわかるような気がします。

もちろん第一に花が美しいからでしょうが、なんといっても丈夫です。

この寒さの中、まだたくさんのつぼみをつけています。

そろそろばっさり剪定しなければいけないのでしょうけれど・・・。

 

 

                             Keiko

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